【採用ブランディングの極意】合同説明会で自社ブランドを確立する戦略

こんにちは。プロ人事です。
この記事では「採用ブランディング」を合同説明会で確立する方法について解説します。

他にご紹介している記事では具体的な手法をご紹介していますが、本記事ではもう少し「採用ブランディング」を採用戦略よりの観点からご紹介していきます!

「合同説明会トレンド」は、採用コンサルティング企業である株式会社プロ人事が運営する、日本初の合同説明会に特化したメディアです。
プロの人事が培ったノウハウをご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください!

採用ブランディングについては、こちらの記事でもご紹介しています!

目次

「採用ブランディング」とは?

「採用ブランディング」は、人材採用における「ブランディング」の一種になります。

ブランディング」とは?

企業が自社の製品またはブランドイメージの価値を作り、高めるために行う企業活動です。

ブランドイメージとその価値は、消費者が「時間の消費または対価の支払いを要しても獲得したいと思わせる、唯一無二の価値」といえます。

商品・サービス単体が持っている機能的な価値に加えて、消費者から「時間または対価を払う価値がある」と信用・信頼を獲得できている状態が「ブランド価値がある」と言えるでしょう。

引用:「ブランディングとは?種類・戦略の立て方から手法・ポイントまで基礎知識を徹底解説【成功事例あり】|PR TIMES」

よくブランディングと聞くと、多くの方は「高級ブランド」をイメージするのではないでしょうか?
ファッションや高級車などのブランドに適するものであり、それ以外は「ブランディング」と言われてもあまりピンとくるものではないかもしれません。

しかし、実際は多くの企業が「ブランディング」を実践しています。

例えば、大手ファミリーレストランの「サイゼリヤ」では、美味しいイタリアンの食事が安価で手軽に食べられる印象がありますよね。

同じ安くて美味しいイタリアンを提供しているお店でも、知名度が限られている安い飲食店と「サイゼリヤ」であれば、その印象は全然異なるでしょう。

このイメージこそが、まさに「ブランディング」であり、多くの人に選ばれる理由につながっています。

このように考えると、「採用ブランディング」は「企業の独自性」と「唯一無二の価値」を伝えるための手法とツールであると言えるのではないでしょうか。

今回提唱する採用ブランディングにおいても、自社が競合他社と比べてどのようなブランディングをしていきたいのかを考え、実践する必要があります。

なぜブランディングを確立する必要があるのか?

では、人材を採用するにあたりなぜブランディングを確立する必要があるのでしょうか。
その理由は2点あると考えます。

① 自社の社風にマッチした人材を採用しやすくなる

自社のブランディングを確立することで、理念や働き方に共感した人材が応募しやすくなります。
それにより自社の社風にマッチした人材を採用しやすくなると言えるでしょう。

② 採用コストを抑えられる

① で自社とミスマッチを起こす人材の採用を防げることから、離職率を下げることが可能です。
これにより、1人あたりの採用コストを抑えることが実現できます。

採用ブランディングでやること

ここからは、採用ブランディングを構築するために必要なプロセスをご紹介します。

STEP
採用におけるブランドメッセージの明確化する

人材採用において何を伝えたいのか、そしてどのように感じてほしいのか。
そこを明確にして、「一貫したメッセージ」にまとめていくことが採用ブランディングの基本です。

STEP
ブースの準備物にブランディングの内容を込める

ポスター、タペストリー、椅子カバー、テーブルクロス、チラシ、スライド、パンフレットなど…
これらをしっかりとブランディングにおいて重要な「一貫したメッセージ」とあわせて
作り直す必要があります。

STEP
「社員からの声」を大切にする

採用ブランディングにおいて最終的に重要になるのは「直接学生と接する社員からの声」です。
社員に企業をどのように感じてほしいのか、感じている魅力はどこか。
伝えたいブランドメッセージとの一貫性を保ちながら洗い出していきましょう。

プロセス①:採用におけるブランドメッセージの明確化する

では、具体的に明確にすべきポイントを見ていきましょう。

手法① 伝えたいことから考える 「メッセージファースト」

企業の核となる価値観や、今後事業で行いたい展望を定義していきます。

手法② 自社に入社した人から考える「魅力に感じた内容ファースト」

実際に入社した学生が、自社にどのような価値観や魅力を感じてほしいかを考え、構成します。

2つの手法から得られたメッセージを精査して、採用ブランディングの核となる「一貫したメッセージ」を作り上げていきます。

「一貫したメッセージ」を作り上げるコツ

最初は言語化が適切にできなかったり、できても伝えたい内容がぶれてしまうことから「一貫したメッセージ」はすぐに作り上げられるものではないでしょう。

その際、自社が伝えたいメッセージが言語化できたらそれをGoogleで検索してみるのがおすすめです。

検索してみると、似たようなメッセージを伝える企業がたくさんでてくるはずです。

その上で「これらの企業と自社は一体何が違うのか?」を再考し言語化を繰り返しましょう。
学生に伝えられるまでブラッシュアップしていくと、より深みのある「一貫したメッセージ」を作り上げられます。

プロセス②:ブースの準備物にブランディングの内容を込める

合同説明会の準備では、以下の3点を徹底的にこだわって制作しましょう。

  • ブースのデザイン
    (ポスター、タペストリー、椅子カバー、テーブルクロスなど)
  • スライド資料
  • 配布する資料
    (チラシ、パンフレットなど)

制作時に「一貫したメッセージ」が伝えられているかどうか、デザインの側面からもチェックする必要があります。
ブランディングで伝えたいメッセージと乖離が起きないよう、しっかりと作り上げていきましょう!

制作の際はコーポレートカラー伝えたいメッセージをベースに、クオリティを上げて制作すると学生に企業のブランディングイメージが伝わりやすくなります。

プロ人事が合同説明会の運用をお手伝いした際、ブランディングメッセージと一貫性がないケースが
多く見受けられました…。

  • タペストリー・椅子カバーは委託したデザイナーが作り、ブースのポスターは人事が手作り
  • スライドは代々受け継がれてきた資料をツギハギで最新のものにした資料。

複数名が採用ブランディングを共有されないまま制作に携わっていたり、古い情報が入ったままだとメッセージに一貫性が失われやすいです。

制作物を外部委託する際は打ち合わせを緻密に行い、データは常に最新版に整えるよう心がけて制作しましょう!

プロセス③:「社員からの声」を大切にする

ブランディングにおいて、準備物が重要と伝えてきました。
とはいえ、採用ブランディングにおいて最終的に重要になるのは「直接学生と接する社員からの声」です。

社員に企業をどのように感じてほしいのか、感じている魅力はどこか。
伝えたいブランドメッセージとの一貫性を保ちながら洗い出していきましょう。

よく社員の声を使ったブランディングでは、以下の事例が見受けられます。

  • 中途半端に拾い上げた声と浅いメッセージでSNS広告を打ち出す
  • 中身を精査せず、見た目だけがかっこいいディスプレイ広告を制作する

確かに前の段落では制作物のクオリティを上げる必要性をお伝えしました。
しかし、中身のメッセージがないブランディングでは、効果が出にくいのみならず学生も簡単に本質を見透かしてしまいます。

中身のない中途半端なブランディング」こそが、学生が就活や合同説明会に対して、不満を感じている要因の1つと言えるのではないでしょうか。

顧客志向」 「プロフェッショナル」 「チームワーク
このような表面的でどこの会社も同じようなことを言っているありきたりなメッセージは、学生にとっては見飽きているのです…。

だからこそ、自分たちだけの言葉で大切にしていることを伝えることができれば、学生に「この会社は違う」と思わせることができるのです。

その「この会社にしかない独自性」こそが、真の「採用ブランディング」につながります。

最初はなかなか伝えたい内容について言語化することが難しいかもしれません。
その際は思いついた言葉やアイデアをどんどんメモに書いて、よりイメージの合う言葉を選択していきましょう。
この時点では正誤については精査せず、どんどんと思いついたものをアウトプットしてみてください。

言葉やアイデアについては「ブレーンストーミング」を行うのも有効です!

「唯一無二の採用ブランディング」を作り上げよう!

いかがだったでしょうか。
採用ブランディングは一見難しそうですが、就活生の面接と考えてみるとイメージがしやすくなるかと思います。

よく求人に応募した学生に「志望動機」を聞いたうえで、「なぜ、似たような競合企業ではなく自社を志望したか?」と聞いているのではないでしょうか?

面接官の立場になると、「なぜ、この学生は他の企業ではなく自社に応募してきたのか?」と、当然のように疑問に感じるはずです。

それと同じように学生側も「この企業は他の企業と何が違うのか?」と考えながら、「その会社にしかない独自の魅力」を就活で求めているのです。

そこをクリアにすることができれば、「自社にしかない、唯一無二の採用ブランディング」を作り上げることができるでしょう。

どの企業にもそこにしかない唯一無二の魅力が必ずあるはずです。
その大切な魅力を学生にお伝えできるよう、ぜひ採用ブランディングを活用いただけるととても嬉しいです!

プロ人事が展開しているもう一つのオウンドメディア「SaiDai」では、
採用ブランディングについてさらに詳しく解説しています。
詳しくは下のリンクからアクセスしてくださいね!

プロ人事が運営している採用代行メディア「SaiDai」では、採用ブランディングについてまとめた
記事を取り扱っています。

採用ブランディングについてまとめた情報やノウハウをぜひご覧ください!

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