こんにちは。プロ人事です。
合同説明会でブースを出展した際、どのような戦略であれば就活生を惹きつけ、集客数を上げることができるかご存知でしょうか?
おそらく、多くの企業は試行錯誤しながらその手法を掴もうとしていることでしょう。
しかし、合同説明会のブース運用では、成功につながる一定数のケーススタディが存在します。
プロの人事としての立場から見た、その事例について詳しくご紹介していきましょう。

合同説明会の運用にお困りですか?
株式会社プロ人事では、合同説明会の運用代行やご相談に応じています。
プロの人事が展開する採用サポートをご体感ください。

プロの人事から見た合同説明会の現状
突然ですが、人材採用に苦労している企業が多い中、合同説明会に力を入れたいと考えている企業は多いのではないでしょうか?
今の世の中、どの会社も人材採用に非常に苦労しているはず。
一方で、なぜか「合同説明会に関して企業側の情報が少なすぎる」と感じることでしょう。
インターネットなどを見ても合同説明会に関して、学生向けの記事はたくさんありますが、企業や人事向けの記事は非常に少ない状況です。
なぜこのような状況になるかというと、企業・人事向けの記事はニーズが少ないのが現状だからです。
実際、プロ人事で請け負った合同説明会の改善やコンサルティングサービスを提供業務では、本当に真剣に採用に向き合っている企業はお客様として数多くご支援してきました。
とはいえ、やはり大多数の会社は結局のところ「採用に真剣に向き合っている企業は少ない」のではないかと考えています。
自分たちは改善するつもりはあまりなく、適当に合同説明会を運営して、学生が来なかったら仕方なかったで済ます企業が本当に多い状況です。
一方で中には真剣に採用と向き合い、なんとか改善しようとされておられる企業様もおられます。
きっとこの記事をご覧になられた貴方もなんとか合同説明会を改善したい、もっと良くしたいと考え、この記事にたどり着いたのではないでしょうか。
私達プロ人事は合同説明会の運用代行を行う、合同説明会の改善に特化した日本初とも言える専門の会社です。
その業務の中でブース運用の成功事例を分析し、日々ノウハウを培ってきました。
次の段落からは、ノウハウから見出したブース運用の成功例について詳しく解説します。
ブース運用の成功事例2つをご紹介
ここからは、実際に成功したブース運用のケーススタディ2点をご紹介します。
ケーススタディ①:
とにかく学生数、エントリー数をかき集めた
1つ目は「とにかく学生数にコミットし、エントリー数をかき集めた」事例になります。
一方で合同説明会について力を入れており、特にこの事例のように「とにかく学生数、エントリー数をかき集める」戦略を採用している企業はとにかく、ブースの眼の前を通る学生をどんどんと集めていきます。
中には、ブースの前を通りかかった学生を半ば強引にでもブースへと集めていく企業もありました。
「とにかく学生数、エントリー数をかき集める」ことができれば、母集団の確保ができたといえるでしょう。
それさえできれば、エントリーした就活生の情報をもとに様々なアプローチができます。
◆ 母集団形成した後のアプローチについては以下の手法が可能です!
・エントリーした学生にメールを定期的に送る。
・どんどんと電話をかけていく。(実は効果的です!)
・会社案内のDMを郵送する。
自社に興味を持っていない学生を集める意味があるのか?
上述の話をして、中には「そんなに興味を持っていない学生を集めて何の意味があるのか?」と訝しく感じる企業・人事担当もいるでしょう。
しかし、成功事例ではそのような考えとは全く逆なのです。
合同説明会にあまり力を入れていない企業は学生がブースに興味を持つのを「待つ」企業が多くなっています。
しかし、有名・人気企業でない限り学生の参加を「待つ」手法はおすすめできません。
知名度が大きくない限り、自ら学生の興味を惹きつけるチャンスを失っているからです。
確かに有名・人気企業であれば放っておいてもある程度の人数の学生が自発的に参加します。
そのような場合は「興味を持っていない学生を集めても意味がない」のは間違いありません。
しかし、もし自社の会社が人気企業でなかったり、業界が人気業界でないならば、考え方は逆になります。
「興味を持っていない学生を集めても意味がない」というのは、逆に言えば「学生が興味を持つのを待つ」ことであり、興味を持って貰えるかどうかは学生次第ということです。
「興味を持っていない学生を集めても意味がない」ではなく、
「集めた学生の中から少しでもいいから興味を持って貰えるようにする」のです。
これこそが、採用における本質であり、まさに上手く行っている事例といえるでしょう。
エントリー数を増やすための具体的な手法とは?
逆に「興味を持ってくれたような気がする少人数の学生を集めても」彼らから断られれば、もう打つ手はなくなります。
合同説明会でブースを立ち入ったり、話を聞いてくれた学生は本当に「興味を持ってくれた」のでしょうか?
きっとそうではないはずです。
合同説明会のブースの近くにたまたまいて、何となく目についたから話を聞いただけの場合もあるでしょう。
そのような学生を前に「興味を持ってくれた」と思って説明をしても、結局採用に繋がらないというケースが多いです。
採用に繋げるためにも、「とにかく学生数、エントリー数をかき集める」ことが必須でしょう。
では、「とにかく学生数、エントリー数をかき集める」ことを実際に行動を移すのは簡単に見えるのではないでしょうか?
適当に学生にどんどんと声をかければ学生は集まるはず。と思っている人事担当や採用責任者は非常に多くなります。
しかし、これが意外と難しいのです。
まず、意外と学生に声をかけるのはハードルが高く感じます。
やっとのことで声をかけても「あ、べつに興味ないです」といって断られたり、声をかけようとすると、「距離を取られて避けられる」難しさを感じていただけるはずです。
「とにかく学生数、エントリー数をかき集める」ことをしてみたいが、できない場合、プロ人事までお問い合わせください。
プロ人事では「合同説明会の代行」として、人事の方の代わりに学生の呼び込みや研修で母集団形成のコツもお伝えをしています。
詳しくは弊社公式HPまたは問い合わせフォームからお問い合わせください。
ケーススタディ②:
採用に繋がる学生のペルソナを定め、徹底的にスライドを改善した
次のケーススタディーは「敢えて絞る」「敢えて捨てる」戦略で成果がでている企業になります。
この場合はある程度、有名・人気企業であり学生を集める力がすでにあるケースに限定されます。
応募者の中でできるだけ全員に響くような当たり障りない、きれいな言葉で勧誘するのではなく、10人中1人程度しか魅力に感じないが、その1人は強烈に魅力に感じるような内容にするのです。
これを徹底することで、採用強化を実現することが可能となります。
具体的には、「どのような学生に来て欲しいか」「入社したらどの場面で活躍して欲しいか」を詳しく想定します。
◆ 学生のペルソナはより具体的に深掘りすることが重要です!(以下は想定例)
・授業ではどのような姿勢で取り組んでいたか。
・部活・サークルではどのような役割についていたか。
・普段の人となりや性格。物事に対する考え方。
・5年後、10年後はどのような人生を送っていたいか。(仕事・プライベートそれぞれ)
※ただ【出身学科・学部】だけでなく、よりパーソナリティを深掘りして設定すると欲しい学生の理想像が見えてきます。
そして、設定したペルソナが好むようなプレゼン内容を作っていきます。
また、プレゼンの内容が凝っていても、話し方やスライドがわかりにくいと効果が半減してしまいます。
構成内容をもとに、スライドもしっかりと作り込んでいきましょう。

成功事例から学んで、有益なブース運営を行おう
いかがだったでしょうか。
企業の特性によって差はあれど、しっかりと成功事例を押さえればブース運用のコツも見えてきたのではないでしょうか。
もちろん、ここで紹介したものを実践したからといって、すぐに成果につながるとは言い切れません。
しかし、トライアンドエラーを重ねていくこと、学生に企業の魅力を知ってほしいという真摯な思いを大切にしていけば、少しずつでも成功につながっていくと我々は強く感じています。
また、プロ人事では採用を成功させたいと望んでいる企業の皆様へのお力添えを日々行なっております。
本メディア「合同説明会トレンド」や、弊社のサポートで企業の皆様の採用の成功に繋げられるよう、これからも精進してまいります。
“合同説明会トレンド” では、この他にも合同説明会の参加に役立つ情報を発信しています。
ぜひ他の記事もご覧いただき、合同説明会の運用に役立てていただけると嬉しいです!