こんにちは。プロ人事です。
2025年3月に新卒採用が本格化されましたね。
さて、合同説明会や就活での服装は「スーツ」と「私服」どちらを選ぶべきでしょうか?
どちらの着用か迷った場合は、一番無難なのは「スーツ」
面接など就活の本番の時期は「スーツ」が必須。
インターンシップであれば「スーツ」「私服」どちらでもOK。
そう考えている方が多いでしょう。
プロ人事は合同説明会の運用代行のサービスを行なっています。
その中で実際に担当した多くの企業に所属する人事の意見や採用の業界を分析した結果、この結論で間違いはなさそうです。
ただ、それだけはでは不安だったり、もっと人事側の生の声も知りたいという方向けにこの記事を作成いたしました。
同じ【スーツのほうが無難】と行っている人事でも、温度感や考えなどは全然違います。
志望業界の立ち位置からもぜひ、参考にしてみてください!
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【現状とルールから見る】おすすめの服装の選び方
合同説明会における服装の正解をお伝えする前に、「就活の現状とルール」を確認しましょう。
合同説明会は原則「就活の場」であります。
そのため、鍵となるのは、就活解禁の時期である「毎年3月1日」です。 ※2025年現在
これは日本経済団体連合会(経団連)が企業側や大学側など、関係各所が協議した上で決める指針です。
学生が学業を優先できるよう、企業に対して原則この時期から就活を始めるよう周知しています。
2018年からは経団連から政府主導で就活のルールが提示されるようになりましたが、2025年現在では上記の就活解禁の時期について大きな変更はありません。
この「毎年3月1日」前後で服装の正解が変わってきます。
毎年3月1日「以前」の服装
上記の「就活の現状のルール」の通り、大原則として毎年3月1日以前は、合同説明会に「スーツ着用で来場」を求める人事はほぼいません。
(いたとした場合、その人事は「就活の企業側に課されたルール」を認識していない人事と言えるでしょう…。)
このような背景から、基本的には「インターンシップの時期は私服」となっているのです。
しかし、逆に言えば「就活のルールがあるから、服装は私服と言わざるを得ない」と感じている人事も中にはいるということです。
企業や業種によって様々ですが、中にはこのように感じているケースもあることは頭に入れておくと良いでしょう。
毎年3月1日「以降」の服装
一方で3月以降の合同説明会については、就活が解禁されていることから確実にスーツのほうが無難です。
もちろんIT企業など、一部の先進的な企業などは「スーツ着用が必須だと考えにくい」という企業もあります。
ただし、私服着用・スーツNGだと明言がない限り、基本的にはスーツを着用すべきと言えるでしょう。
【おすすめの服装は?】人事担当者に率直な意見を聞いてみた!
それでは、実際にプロ人事が関わった3社の人事担当者に、就活生の服装について率直な意見を聞きました。
それぞれの企業の特徴を簡単にお伝えします。
こちらの3社にお話を伺いました!
- A社:IT系、エンジニア職の採用を募集している。
- B社:業務でのスーツ着用の頻度はあまりない。
- C社:学生の第一印象やリサーチの深さを重視している。
① A社の人事の意見

エンジニア希望の理系の学生であれば、正直服装はどうでも良い。
でも、清潔感はほしいかな…。
とはいえ、情報系や理系学生は他の企業と取り合いになるから、最低限の清潔感があれば服装は気にしないかも。
逆に勘違いしがちなのは、理系ではないけどIT系に行きたい学生。
このような子はスーツ以外の服装だと正直キツいかも…。
私服で参加したい気持ちはわかるよ。
IT系って結構自由なイメージがあるし、営業でもオフィスカジュアルの会社が多いからね。
でも、それは、自分の仕事ができている人が前提じゃないかな。
学生時代からしっかりと業界の知識やスキルを勉強しているならそれでもいいけど、「スーツを着ない自分ってイケてるでしょ」と言わんばかりに、IT業界のいいとこ取りをしたいような学生は微妙だなって感じちゃう。厳しいけど、現場からの率直な意見だよ。
あ、でも、学歴が良かったりしたら別かも。
世間一般でいう高学歴な学生って他の会社でも結構人気があるから、その大学出身者なら別に服装については重視しないかもしれないな。
結構、服装ってだけでも話せることは多かったね。
A社の場合は、出身大学が理系または一定以上の学歴を要するところであれば、清潔感があれば服装は気にしないかもしれないという答えでした。
一方、それ以外の学生であればスーツを着用して欲しい、私服だとIT業界のいいとこ取りをしてるのではないかというリアルな意見を聞けました。
入社への熱意をしっかりと伝えられるよう、当てはまる学生はスーツ着用で参加するようにしましょう!
② B社の人事の意見



会社としては参加の際は服装の規定を案内しているので、その内容通りの服装であれば「加点」もしないですし「減点」もしないですね。
スーツの着方がよくない学生はいますが、よほど酷くない限りはそれでも減点はしないです。
多いのは、後ろからシャツがでてしまっている学生、襟がおかしくなっている学生などはよく見ますね。
そのような服装をしていても加点にはならないですが、程度がひどくない限りは見逃しますね。
良くも悪くもそこまで厳しく服装について見ないのは、我々の業界でも仕事でずっとスーツを着るわけではないからかもしれません。
B社は普段からスーツを着用しないこともあるからか、よほどの事情がない限り服装だけでは印象は左右されないという答えをいただきました。
とはいえ、合同説明会では他の企業にも顔を出す場合もあるので、きちんと身だしなみを整えておくことをおすすめしたいです。
また、B社は事前に服装の規定を学生にアナウンスしているとのことでした。
事前にアナウンスをいただいたら、その規定に合う服装で参加することを心がけましょう。
③ C社の人事の意見



まず、スーツで来られている方にはすごくしっかりとした印象を受けます。
やはり、第一印象って大切ですし、特にスーツを仕事で着る業界だと人事に対して安心感を与えます。
スーツを選んでくださった方は、きちんと準備されているんだなと感じますよ。
ただ、最近では私服OKの企業も増えてきているので、私服で参加されている方もいますね。
特にITやスタートアップ、クリエイティブな業界なんかでは、自由な発想を重視するので、個性を出せる私服でもいいのかもしれません。
それから、オフィスカジュアルで来ている方もいらっしゃるようですね。このスタイルもとても好印象です。
堅苦しさがなく、でもしっかりしている感じが出ていていいですね。
いずれにしても、応募する企業や業界の特性をよくリサーチして、その企業に合った服装を選んでください。
自分に自信を持って、面接や説明会に臨んでいただければと思います。
頑張ってくださいね!
C社についてはスーツ着用の学生は「しっかりした印象を感じる」とポジティブな反応を得られました。
また、オフィスカジュアルも「柔らかさと誠実さを両立している」と絶賛しています。
スーツとオフィスカジュアルの両方に好印象を感じているとのことでしたが、「応募する業種や企業に合わせて服装を選んで欲しい」とアドバイスをいただきました。
事前に服装について企業から指示がない限りは、志望業種によっては「オフィスカジュアルを検討するのもあり」でしょう!
結論、合同説明会のおすすめの服装はこれだ!
3名の人事の意見をまとめると、合同説明会で着用すべき服装の正解が見えてきました。
合同説明会で着用すべき服装の正解
- 企業から事前に服装の規定についてアナウンスがあれば、その指示に従う。
- 志望業界と所属している学部のジャンルが異なる場合は、スーツが無難。
- 何よりも清潔感が重要。服装について加点、減点がなくても身だしなみはしっかりと整えよう。
- 志望業種や企業を事前にリサーチして、服装を選ぶことが大切。
- 業界によってはオフィスカジュアルも「堅苦しさがなくてもしっかりした印象を与える」と好印象!
企業によって詳しい思いは様々でしたが、共通して言えることは「清潔感の維持と事前の指示は守った上で、志望度や事前のリサーチが伝わる服装が好印象」でした。
その上で服装に迷うようであれば「スーツが無難」であると言えるでしょう。
合同説明会では第一印象が大切であるからこそ、服装選びも重要です。
この記事を参考に、ぜひ前向きに合同説明会に参加してみてくださいね!
“合同説明会トレンド” では、この他にも合同説明会の参加に役立つ情報を発信しています。
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