こんにちは。プロ人事です。
突然ですが、合同説明会の服装についてお悩みの学生も多いのではないでしょうか。
合同説明会の主催会社が私服での来場を推奨することもありますが、本当に私服でいいのか、私服で行っても浮かないのか、不安に思う方も多いでしょう。
インターネットやSNSで就職活動や転職活動についての情報を集めている方であれば、「私服を推奨しておいて、実はスーツで行くかどうかを見ているのでは」と疑ってしまう方もいるのではないでしょうか。
合同説明会に行くための服装で悩む時間を減らせるよう、「合同説明会トレンド」では、合同説明会の会場に訪れ、学生たちの服装の割合について調査を行いました。
結論から伝えると、服装は「本当になんでも大丈夫」と言えます。
なぜ「本当になんでも大丈夫」だと結論付けられたのかの調査結果と、合同説明会・採用のプロが運営する「合同説明会トレンド」だからこその解説を行います。
【326人の服装調査結果】スーツ123人、私服165人、オフィスカジュアル38人!
今回、我々が調査を行ったのは、関西方面で行われた合同説明会です。
「学生がどんな服装で合同説明会にやってきたのか」を目視で調べてきました。
調査方法
調査を行ったのは、10月下旬と11月上旬の二回。秋とは言えまだまだ暑さも残っている時期です。
私服はそのままでも遊びに行けそうな服装、オフィスカジュアルは遊びに行くには少しカッチリしている(グレーのスラックスに黒のパンプス・ローファーなど)として数えました。
さらに、それぞれの服装における男女別の割合は以下の通りです。
一回目の調査:インテックス大阪
インテックス大阪で開催された合同説明会です。
10月末とはいえ、半袖でも少し汗ばむくらいの気温でした。
大きな差がなく、本当に半々の結果になりました。
参加者の声
上下スーツの女性と、私服の女性の二人組にお話を伺えました。
どちらの方も、「服装を考えるのが面倒だったからスーツ(私服)で来た」とのことです。
別の合同説明会に参加していた友人が「みんなスーツで来ていた」と教えてくれたからスーツで来た、という方からもお話を聞けました。
その他の数名にもお話を伺いましたが、こだわりがありスーツ(私服)を選んだ方はほとんどおらず、「なんとなく」や「みんなスーツ(私服)かと思って」など、ふんわりとした認識で来場したようです。
また、スーツの中でも、大学の入学式のために購入したスーツを着ている方もいれば、「もはやベテランの社員ですか?」と思ってしまう風格の方も見られました。男性の方がベテランの風格をかもしがちな印象です。
オフィスカジュアルの方はオープンからいる方もいましたが、終わったらそのまま遊びに行けそうな私服で来られた方はオープン待ちにはほとんどおらず、途中から来られている方が多く見られました。
ただし、髪の色は暗くしている方がほとんどです。派手なカラーを入れている方は見かけず、金髪の方が1、2名いた程度でした。インナーカラーを入れている女性は何人か見かけましたが、後ろで一つにくくって隠そうと努力をしている人がほとんどでした。
二回目の調査:神戸国際展示場
神戸国際展示場で行われた合同説明会です。
11月上旬でしたが、まだまだ秋のアウターはいらない気温でした。
率直な感想として、一回目の調査を行ったインテックス大阪の合説とは学生の雰囲気が違うように感じました。
インテックス大阪との大きな違いは、寝ぐせがついていたり、フード付きのパーカーやキャップを被っていたりする方を何人も見かけたことです。
正直、「私服OKとはいえ、その服装で本当に大丈夫?」と思ってしまう学生も数名見かけました。
また、私服と言ってもインテックス大阪の参加者は「終わったら遊びに行こう!」という雰囲気の服装に対し、これから大学に行くようなラフな雰囲気の方が目立ちました。
なぜ違いが出たかと言うと、「神戸の学生が神戸に来ていること」が大きいでしょう。
言ってしまえば、いつもの生活圏内に合同説明会が来てくれた形になります。
わざわざ気合いを入れないでいいよね、いつもの服でいいよね、と考えた学生が多かった結果、私服の気合いに違いが見られたと考えられます。
服装はなんでもいいけれど、最低限の身支度・身だしなみは整えよう
「合同説明会トレンド」は、合同説明会・採用のプロである「プロ人事」が運営するWebメディアです。
合同説明会に出展側での参加経験も多くあり、その中で言えることは「合同説明会の企業担当者は、コンビニエンスストアや飲食店の店員のようなもの」ということです。
コンビニエンスストアや居酒屋、カフェ、スーパーなどでのアルバイト経験がある学生も多いでしょう。もし経験があれば思い返してみてください。
おしゃれな方、お礼を言ってくれる方より、「この服装でここまで来たのかな?」「寝起きかな?」など、「自分だったらこの服装でここに来ないな」という方の記憶が強く残っているのではないでしょうか。
合同説明会も同じです。
最低限の身支度を整えて来られた方、センスの良い服装の印象は強く残りませんが、「合同説明会にキャップを被ってきた」「寝癖が爆発している」など、「自分だったらこれで会社には行かないな」と感じる人については、覚えているものです。
逆に言うと、最低限の身だしなみさえ整えられていれば強く印象に残ることはありません。
スーツも私服も半々くらい、人事はよっぽどじゃない限り学生の服装なんて覚えていられない、の2点から、合同説明会の服装は「(身だしなみが整えられていれば)なんでもOK」と結論付けられます。
「合説だからちゃんとした服を着なきゃ……」とマイナスな気持ちを持つのではなく、自分がしたい好きな服装で気分を盛り上げながら合同説明会に訪れてみてはいかがでしょうか。
“合同説明会トレンド” では、この他にも合同説明会の参加に役立つ情報を発信しています。
ぜひ他の記事もご覧いただき、合同説明会の運用に役立てていただけると嬉しいです!