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【合同説明会は絶対に行くべき!】合同説明会で就活を有利に進める3つの裏技

こんにちは。プロ人事です。今回は合同説明会に参加する学生に向けて、合同説明会を活用して就活を有利に進める3つの裏技をご紹介します。

プロ人事では合同説明会に関わる業務を多く請け負ったことから、様々な企業の合同説明会に関する分析や、当日のブースでの運用を熟知しております。

中には実際に企業側として、合同説明会の運営のお手伝いまでしている、まさに「合同説明会のプロ」として事業を運営しております。
そのような背景から、合同説明会のプロとしての立場から発見した、「合同説明会を活用して、就活を有利に進める3つの裏技」を編み出しました。

就活をスムーズに進めるために、学生の皆さんにはぜひ参考にしていただけると嬉しいです。

目次

【おさらい】そもそも、合同説明会とは?

就活を有利に進めるために、まずは改めて合同説明会についておさらいしていきましょう。
就活では常識のひとつだと思われる合同説明会ですが、意外と仕組みについては知らない方も多いのではないでしょうか?

就活のスムーズな攻略は合同説明会の仕組みを知っておくことが大切です。
本章では合同説明会の基礎を、プロ人事が培った独自のノウハウに沿って解説していきます。

合同説明会の仕組み

合同説明会は、日本企業での新卒採用を通して学生を採用したいと考えている企業が、一同に集まり自社のブースを出展し、自社の特徴や就活スケジュールをプレゼンするイベントのことを指します。
原則大きな会場を用いて対面で開催されるイベントであることから、以下の3点が大きな特徴となります。

特徴1:人事担当が会場に在留し、学生と対面で会話することができる
特徴2:いろいろな業界・企業が出展しており、リアルな現場の話を聞ける
特徴3:首都圏など大都市であれば、別日・別会場にて複数回開催されている

合同説明会の仕組み

現在の日本において、合同説明会の運用において主力となっているのは、新卒採用の大手プラットフォームとなっている「マイナビ」です。
従来は合同説明会の開催においては、マイナビと同様大手の新卒採用のプラットフォームとなっている「リクナビ」も頑張っており、二大巨頭と言われていた時期もありました。
しかし、2024年現在リクナビは対面型の合同説明会に限ってはあまり開催されていないのが現状です。

また、近年では他の人材採用事業を展開している新興勢力も合同説明会の運用事業は勢いは強くなっていますが、対面型のイベントについては、マイナビが一強と言わざるを得ないでしょう。

合同説明会に行くべき】活用できる裏技3つを紹介します!

ここからは、就活生の皆さんに実際に活用していただきたい裏技をご紹介します。
シチュエーションと例文も随所に散りばめてお話するので、志望業界や状況に応じて活用してください。

就活成功につながる!合同説明会の裏技①
人事担当に話を聞いた内容を元に面接でアピール!

もはや就活には欠かせない最強の手法です。
学生によっては「当たり前すぎてこれは裏技ではないのでは?」と思ってしまいがちですが、実は全然できている学生が少ない手法なのが、この「人事担当に話を聞いた内容を元に面接でアピール!」となります。

具体的に解説すると、合同説明会で人事担当や説明してくれた社員に対して、「自分の就活の軸に関わる内容の質問」を人事担当に質問を行います。
質問する際は、「単に気になる質問をぶつける」だけでなく、事前に就活の軸を決めてきちんと自分の言葉で伝えられるよう言語化しておくことが必要です。

そして、いただいた答えを元に面接の場で志望動機を聞かれたら、以下の順番にて面接官に伝えます。

・合同説明会での担当者に質問させてもらったこと。(実際の担当者の氏名も伝えておくのも忘れずに!)
・自分の就活の軸として大切にしているポイント。
・就活の軸に対して、志望企業の取り組みまたは姿勢に対して感じた魅力。
・上記3点を踏まえて、改めて入社を希望していると伝える。

これだけでは「弱いのでは?」と思ったかもしれません。
しかし、人事側の視点からお伝えすると、合同説明会で聞いた内容に注目する着眼点と、面接で活用しようと試みる姿勢が素晴らしいと絶賛したいのです。

会社HPで記載されている内容や、志望業界の概要のみで固めた浅い内容のみの志望動機を話してしまうからこそ、面接の場にて学生側は「その志望動機では弱いのでは?」と企業側から詰められてしまうのです。


これを活用したシミュレーションと例文を用意したので、ぜひ一緒に確認してみましょう。

例1:エンジニアを志望しているAさんの場合
就活の軸:技術力が高くて、育成環境が整っている会社。競合と比べて技術的に優れていること


◇ 合同説明会での質問

Aさん私は技術力を高めて、技術力の高いエンジニアになりたいです。
御社では育成環境が整っていると伺いましたが、具体的な内容をお伺いしてもよろしいでしょうか

人事Bさん:弊社では半年間の新人研修を導入しています。しっかりと育てるので安心してください。

Aさん:ありがとうございます!とても参考になりました!
ただ、私は本当に技術力の高いエンジニアになりたいので、そのために自分に合う会社を探しているのです。
同じような質問を御社の競合他社であるC社にも聞いたのですが、全く同じようなことをお答え頂いております。
正直、御社とC社の違いがわからなくなってしまいました…。
申し訳ございませんが、ぜひ、C社に勝っていると思われるような点をお教えいただけないでしょうか?

人事Bさん:そうですね、弊社の場合は新人の育成ではメンター制度※1 を導入しています
年齢の近い先輩社員にメンターをお願いしているので、新人時代に悩んだトラブル対応や技術力の磨き方を共有してもらえると新卒の皆さんから好評をいただいています。

※1 メンター制度:先輩社員が後輩社員に対して行うマンツーマン型の指導方法。
業務内容の指導だけでなく、担当の後輩社員が職場で抱える悩み事や問題解決をサポートする役割を果たす。


◇ 面接での回答

面接官:Aさんが弊社を志望する理由について聞かせていただけますか?

Aさん合同説明会の際に貴社の人事であるB様から詳しく育成環境について質問した際、競合のC社に比べるとメンター制度を導入しているということをお伺いしました
育成において現場の先輩が一緒になって課題解決を行い、技術力を磨いていけるところに非常に強みを持っていらっしゃると感銘を受け、ぜひ貴社の一員になりたいと考え、志望させていただいいております。


いかがでしょうか?
ここで重要なのが、1つの質問で終わらせず、より深掘りした質問を追加して聞いておくことです。
ここまで質問をすれば疑問点を深掘りできることに加えて、そこで教えてもらった情報は面接の場面で重要なアピール材料になると思います。

合同説明会の利点として特に大きいのは、「業界・職種・企業の情報収集」ができることです!
ブースを出展している企業は各界の説明時間を、大体30分程度にまとめて情報を提供している為、就活生の皆様は効率的に様々な業界や企業についての情報や知識を得る絶好の機会となります。

志望業界以外でも、関連していると感じた企業のブースはどんどん参加してみましょう。
例えば金融業界志望であった場合、クライアント企業の業界は多岐に渡ります。
そのため、異業種のブースに参加し、企業の担当者には金融業界の担当に求めていることや課題をヒアリングし解決策や自身のやりたいことを伝えてみると良いでしょう。

実際の面接では、異業種の現場の社員にヒアリングした内容を伝えることも効果的です。
異業種の情報を仕入れ、面接での回答に活かすことは選考過程で競合する就活生とは異なった側面での思考や受け答えも可能になります。
是非試してみてください!

就活成功につながる!合同説明会の裏技②
競合の企業を全て聞いて周り、競合との違いを面接で語る!

これをされれば、面接官は唸るしかありません。

人事担当の方から競合他社を聞いた上で、合同説明会に出展している他社の説明を受けた上で改めて志望企業が最も優れていると感じたと伝えられたら、かなり説得力のある志望動機が出来上がるでしょう。

ただし、この手法は先ほどお伝えした裏技①と同時にで進めることは重要です。

また、合同説明会において、多くの企業のプレゼンテーションの内容は、広く浅く、その会社が属する業界・職種、事業内の触り程度に留まります。
しかし、そこで知りえた企業情報や特徴、競合企業の担当者や現場の社員へ直接質問し得られた情報を、本番の面接の場面で活用することをプロ人事はおすすめしています。

理由は人気企業になればなるほど他の就活生のレベルも高いため、ネットに出回っている情報や一般的に知り得る情報のみの志望動機では中々太刀打ちすることは難しいからです。

他の学生と差をつけて内定の確率を上げるためには、より深い情報を知った上で言語化して企業に伝えていくことが重要です。
そのためにも合同説明会という貴重な機会を活用して広く深く情報を収集した上で、それを基盤に「なぜこの企業に入社したいと思ったのか」「競合他社ではだめな理由」をより深く言語化していくことを進めていきましょう。

厚みのある志望動機を作るのは複雑な作業ですが、情報収集力と言語化を培うことは社会人になってからも仕事で役立つ大切な能力です。
この機会に習得できるよう挑戦してみましょう!

就活成功につながる!合同説明会の裏技③
志望企業の顧客の業界の話も聞いてしまおう!

いろいろな業界が集まるという、合同説明会の最大の特徴を生かした裏技です。

志望企業を知り、その競合または類似の異業種を知るだけでもかなりのアピールになります。
しかし、それだけではまだまだ合同説明会の魅力・底力を使いこなせていません。

プロ人事では、合同説明会には大きな可能性があると感じています。
それは対面で多くの社会人が集まり、いろいろな業界の話を気軽に聞いて情報収集できる場面が1つの会場に集約されているということです。
このような場面は今後、社会人になっても二度と訪れないような最高の情報収集場所だと断言できます。

社会人になると展示会をはじめとしたイベントの出席はあれど、展示会は所属企業と同じ業界のみが集まることから、他の多くの業界が1つの会場に集まることは極めてまれなケースとなってしまいます。

また、社会人向けの合同説明会に相当する転職フェアはありますが、合同説明会と比べるとかなり規模は小さくなります。

異業種が集まる合同説明会だからこそ、志望業界のクライアントが所属する企業も同じ会場にブースを出展している可能性も上がります。
クライアントのブースに参加し、そこで知り得た情報を面接でアピールすることは、他の学生ではなかなかやらないからこそ、面接官の心に深く残る最高のアピール方法の1つになるのではないでしょうか。

例2:SNSマーケティングの企業を志望しているDさんの場合
志望会社のクライアント:主な業種は小売販売店。SNSマーケティングを通して新商品のPRを依頼している。

◇ 合同説明会でのDさんの動き
事前に主なクライアントが小売販売店であることから、大手企業から中小企業まで出展しているブースは時間の許す限り全て参加した
説明会や質問を通して、大手企業は広報部署が設立され独自のPRのノウハウが確率されているものの、中小企業の場合は広報まで手が回らず、新商品のPRを効果的に行うのが課題であるという情報を得ることができた。


◇ 面接でのDさんの発言
面接官:志望動機にてDさんはSNSマーケティングをやりたいと志望していましたが、弊社とご縁があった際どのように活躍できると考えていますか?

Dさん:中小企業をターゲットに、SNSマーケティングを通してPRを一緒に行なっていきたいと考えています。
私は御社の業務内容に非常に魅力に感じていることが多くあり、より深く業務内容をイメージするために合同説明会では貴社の主なクライアントである小売販売店のブースに多く参加しました
そこでは新商品のPRを行いたいけど、広報まで手が回らないことを課題に感じている中小企業が多いことを知りました

SNSマーケティングは今後需要が高まるからこそ、導入したいけど本業で対応できないクライアントの方へ手を差し伸べたいと考えています。」

人気企業への就職をもし希望している場合、選考が進むにつれて、周りの就活生のレベルもどんどんあがっていきます。周りのレベルが高い就活生と対峙した際に、自身がそれ以上のレベルに到達していないと中々内定を勝ち取ることは難しいでしょう。

そのような時こそ、合同説明会への参加をすることで皆さんの就活本番でも活用できる”現場のみが知るリアルな情報”を効果的に入手することができます。

業種・職種を問わず様々な企業が集まり、しかも「直接、人事担当や社会人と話せる場があるのが合同説明会の醍醐味」なのです。
自身が納得するまで質問する形で合同説明会を使いこなしてほしいと、プロ人事は切に願っています。

合同説明会を戦略的に最大限活用しよう!

ここまで、色々と合説で就活を有利に進める3つの裏技についてのご紹介しました。
合同説明会に参加し、立ち回りを戦略的に実行していければ、これほどまでに効率的に就職活動を有利に進めることができる手法は実は少ないはずです。

志望度が高い企業が人気企業であればあるほど、選考が進むにつれて周りの就活生のレベルもあがっていきます。
その状況の中で他の学生に差をつけたい場合は、徹底的な業界研究と企業研究、就活を通して自身で獲得した”活きた情報”を活用した厚みのある志望動機が必要となるでしょう。
だからこそ、プロ人事では合同説明会を通して、就活の成功につながる情報収集と面接の戦略立案につなげていってもらいたいと考えています。

さらに、人気企業からベンチャー企業や老舗企業が一同に集まり、しかも「直接、人事担当や現場の社会人と話せる場」であるのが合同説明会の醍醐味となります。
多くの企業や人と一同に集まり、仕事の話を聞ける機会は今後の人生でもほとんどないことでしょう。

使い方次第では、今後の就活を有利に進められるか否かが決まるといっても過言ではありません。
それほどまでに合同説明会の可能性は無限大と言っても良いでしょう。

本記事でご紹介した裏技はほんの一部ですが、わずかでも学生の皆さんに参考になれば幸いです。
皆さんの就活の成功を応援しています!

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