こんにちは。プロ人事です。
合同説明会に行くと多くの企業が一斉にブースを出展しています。
その中で「興味があるな」という企業が、まさに説明の途中であった場合、あなたならどう対応しますか?
説明会の途中でも話を良いのか、近くで待ってはじめから説明を聞いたほうがいいのか?
悩む学生が多いと思います。
そこで合同説明会のブース運用を代行する「プロ人事」が、「説明中でもブースに途中参加しても大丈夫か?」
人事の視点から詳しく解説いたします!

合同説明会の運用にお困りですか?
株式会社プロ人事では、合同説明会の運用代行やご相談に応じています。
プロの人事が展開する採用サポートをご体感ください。

結論「途中参加は大丈夫だけど…」気をつけたいポイントは多い
基本的に多くの企業は「途中からでも話を聞いてほしい」と考えています。
「説明中なので後から来ます」と言われても結局、戻ってこないケースが多いのが現状です。
そのため、「会社のことを知ってもらえる機会があるのなら、途中からでも良いから聞いてほしい」と人事側は考えています。
「もし冒頭で聞いていない箇所が気になるなら、もう一度、最初から聞いてもいいよ。」
というのが基本のスタンスであると言えるでしょう。
とはいえ、合同説明会の中には「全体的にスケジュールが決まっているタイプ」もまれにあります。
合同説明会の運営側でタイムスケジュールが決められており、それに合わせて企業が一斉に説明を行うタイプです。
例えば、以下のようにタイムスケジュールが組まれていることが多いでしょう。
第一回の説明会:【説明開始】10:00 【説明終了】10:30 (終了後15分間休憩・質問対応の時間あり)
第二回の説明会:【説明開始】11:00 【説明終了】11:30
… (終了時間まで続く)
※タイムスケジュールは一例です
上記のようなスケジュールであれば、できれば最初から聞いてほしいというケースもあるかもしれません。
しかし、そのような合同説明会のタイプであっても「会場そのものに途中から来た学生」はいます。
いずれにしても企業としては「途中でも良いから話を聞いてほしい」と思うケースが一般的です。
途中参加したい場合は「途中からになってもお聞きしてもよろしいですか?」とお伺いを立てて、人事に許可をとってから説明を聞くとよいでしょう。
途中参加がNGな企業もある
とはいえ、企業によっては途中参加をNGとしているところもあります。
具体的にはどのような企業か、一緒に見ていきましょう。
【NG企業①】超人気企業でスケジュールが厳格
超の付く人気企業で整理券を配っているような場合、途中から来ると意図せず「順番抜かし」をしている印象を与えてしまいます。
また、超人気企業はすでに知名度が一定以上あるため、「途中からの参加でも良いから、1人でも多くの学生に話を聞いてほしい」とは考えていません。
しかし、超人気企業かどうかは世間での知名度以外では計り切れません。
学生の人気度については、ブースに立ち見があふれていることでも判断できるかとは思いますが、どうしてもわからない場合には、近くの人事に一言聞いてみると良いでしょう。
【NG企業②】ブースの運営に慣れていない企業
ブースの出展に慣れていない企業は「説明は最初から聞くものだ」という先入観があります。
そのため、企業側としては「今、眼の前の学生に説明しているのに割り込んでこないでほしい」と考える企業がごくまれにあります。
そのような企業のブースの特徴は企業のブースは1人または数名が先に話を聞いている状況が多いです。
さらに、合同説明会の大前提である「1人でも多くの学生に自社を知ってもらい、魅力に感じてもらう」というミッションが浸透しきれていない傾向が見受けられます。
ただし、「ブースに人が少ない=合同説明会の運用に慣れていない」と一概には言い切れないので、その点は注意です!
また、ブース運用をワンオペ(1人で対応している)で行う企業も傾向としては同じでしょう。
プロ人事で合同説明会の運用代行やコンサルを行う際は、必ず複数名で対応するよう企業にお伝えしています。
合同説明会の運用に慣れていない企業では、人事は1人ブース運営を対応しているケースが多いです。
さらに、先述の通り「説明は最初から聞くべき」と考えているため途中参加しようとすれば露骨に不機嫌そうなオーラを出す人事もいます。
ブースの呼び込みに慣れていないと学生がなかなか参加せず、「不人気企業」という印象になりがちです。
どうせうちみたいな企業に学生はこない…
数人しかブースに来ないんだったら、運営は1人の人事でも大丈夫だろう
途中から説明を聞いてもらっても、うちの会社になんて興味を持ってくれないのでは?
そうなると人事はつい上のように考えてしまいがちです。
中には途中参加を申し出ても、冷たく当たってしまう人事もいるようです。
万が一このような人事・企業と遭遇してしまった時は「ブースの運営に慣れていない企業なんだな」と温かい目で見守ってあげるとよいでしょう。
どうか落ち込まずに、積極的に合同説明会に参加してもらえると嬉しいです…!
途中参加は「相手と周囲の思いやり」を大切に!
いかがだったでしょうか。
「途中から参加しても大丈夫?」と心配になっても、コツを掴めば安心して参加できるかと思います。
とはいえ、どのようなシーンでも共通で大切なのは「相手と周囲(第三者)への思いやり」ではないでしょうか。
礼節を持って真摯に対応すれば、たとえ振る舞いで失敗しても相手には悪印象を与えにくいと考えます。
むしろどんなにその場に適した振る舞いでも、相手や周囲への気配りや思いやりを欠いた言動では、良い印象は得られにくいでしょう。
マナーを守ることはもちろん大切ですが、ビジネスの場では同じくらい周囲への礼節・気配りも重要です。
最初は慣れないところもあり、失敗してしまうケースもあるかもしれません。
それでも失敗やミスを恐れず、合同説明会を通して徐々にビジネスの場での振る舞いを身につけてもらえると幸いです。
“合同説明会トレンド” では、この他にも合同説明会の参加に役立つ情報を発信しています。
ぜひ他の記事もご覧いただき、合同説明会の運用に役立てていただけると嬉しいです!