学生向け合同説明会 髪型ガイド

合同説明会は、就活生にとって企業を一度に複数見学し、情報収集できる大変貴重な機会です。

しかし、人事担当者からの第一印象は非常に重要で、身だしなみが整っていないと、企業への関心を持ってもらえない可能性があります。そのため、合同説明会に向けてしっかりと身なりを整えることが求められます。

• どのような髪色なら大丈夫か
• 清潔感のある髪型
• スーツの着こなし
• 当日の身だしなみの整え方
• 第一印象を良くするためのポイント

上記を、採用のプロが蓄積した実践的な情報や、人事担当者、経営者の視点からまとめました。

就職活動の成功のためにぜひ参考にしてください。

合同説明会において、第一印象を良くする・身だしなみを整える重要性

合同説明会は、就活生にとって企業と対面する初めての機会です。

身だしなみを整えて第一印象をよくすることは、企業への関心を示す指標となり、選考プロセスにも大きな影響を及ぼします。そのため、就活生は合同説明会に向けて、髪型や服装などの身だしなみを整える必要があります。

企業の人事担当者や経営者は、合同説明会に参加する就活生の外見から、その人物の真剣さや意欲、就職後の適性まで判断する傾向があります。

就活生は身だしなみを整えるだけで、企業側に好印象を与え、選考で有利な立場に立てます。
だからこそ、合同説明会に向けた見た目の準備は、就職活動の成功に欠かせない要素であると言えます。

志望業界に合わせた外見に整えよう！

志望する業界や企業の文化を理解し、それに合わせた外見を整えることで、より良い印象を与えることができます。

例えば、クリエイティブ業界では個性的なヘアスタイルが評価される一方で、金融業界ではより保守的な髪型が求められるなど、業界によって好ましい印象が異なります。

事前に企業研究を行い、志望する業界に合わせた服装や髪型を選びましょう！

合同説明会にふさわしい髪色とは

合同説明会にふさわしい髪色は、黒色や落ち着いたブラウンなど落ち着いた自然な色調が推奨されます。これは、就職活動が採用活動の一環であるためです。

ただし、業種や企業によって許容される髪色の範囲は異なる場合があります。

例えば、クリエイティブ系の業界では、明るい髪色やインナーカラーなど個性的な髪色が許容される可能性があります。

一方で、金融や法律などの保守的な業界では、ヘアカラーは不可とされるなど、より厳格な基準が適用されることがあります。

重要なのは、奇抜な髪色を避けることです。

合同説明会の場において、髪色だけで評価を大きく下げられることは少ないかもしれませんが、非常に目立つ色は適切な髪色とは言えません。迷った場合は自然で落ち着いた印象を与える色を選ぶことがおすすめです。

ヘアカラーは「地毛の黒〜7トーン」を目安に

「落ち着いた自然な色調ってどれくらい？」と思いますよね。

合同説明会トレンドでは、ヘアカラーは「明るくても7トーンまで」であれば問題ないと考えています。
ただし、前述の通り、業界によりもっと暗い5トーンや、地毛の黒が好ましい場合があります。

そういったことを考えるのが面倒な場合は「黒染め」か、美容室の方に「就活中だから落ち着かせてほしい」など相談すると良いでしょう。

男性におすすめの髪色

男性の場合は原則ヘアカラー不可な業界があるなど、髪色に関する選択肢が女性に比べると限られる傾向にあります

それでも企業の人事担当者は、就活生の外見から、その人物像や適性を判断する傾向です。
できる限り就活・志望業界にふさわしい髪色を選択することが求められます。

ブラック（地毛：4〜6トーン）

清潔感があり、真面目な印象を与えることから最も無難かつ、多くの企業で好まれる髪色です。
特に保守的な業界では、ブラックが最も適切な選択肢と言えるでしょう。

多くの企業が、男性の外見に対して保守的な見方をする傾向があります。そのため、男性の場合は目立たない、自然な髪色を選ぶことが賢明です。

この後に紹介する髪型や、スーツの着こなしでも雰囲気は変わります。服装を含めたトータルの印象を良くしましょう。

女性におすすめの髪色

女性の場合、男性よりも髪色の選択肢が比較的広い傾向にあります。
ですが、ビジネスシーンにおいては、華美になりすぎず、志望する業界・会社の雰囲気に適した髪色を選択することが重要です。

ここでは女性の就活生におすすめの髪色を詳しく解説します。

ブラック（地毛：4〜6トーン）

最も無難で、多くの企業で好まれる髪色です。清潔感があり、真面目な印象を与えます。
特に金融・法律など保守的な業界では、ブラックが最も適切な選択肢と言えるでしょう。

ダークブラウン（7トーンまで）

ナチュラルブラックよりも柔らかい印象を与えたい場合におすすめです。
落ち着いた印象を与えつつ、柔らかさも表現できます。
取り入れる際は黒に近い、暗めの色を選ぶようにしましょう。

ミディアムブラウン（7〜9トーン）

デザイナーなどのクリエイティブ系や美容系など、服装・髪型について厳格なルールがない業界では、ミディアムブラウンのような少し明るい髪色でも、許容される傾向があります。
清潔感を保ち、華美になりすぎないようヘアスタイルや服装で、トータルのバランスを取りましょう。

インナーカラーはOK？

インナーカラーとは、表面ではなく内側の髪の毛のみを染めることです。頭の表面の色は暗いため、内側の色をうまく隠せることができれば、就活中でも好きな髪色を楽しみやすいといえます。

とはいえ、あまりにも奇抜な色を入れたり、内側の全てが派手な色をしていたりすると、隠しにくくなるでしょう。また、業界によっては不適切だと判断される場合もあります。

インナーカラーはOKと言えますが、業界研究と自己判断が必要とも言えるでしょう。

奇抜な髪色の基準は？

奇抜な髪色においても、「奇抜ってどこからが奇抜？」と思いますよね。

合同説明会トレンドでは、奇抜の基準を

• 11トーン以上の明るさ
• ブリーチをして色を抜いた金髪
• 赤や緑、青など自然ではない色

だと捉えています。

また、2月ごろまでは奇抜な髪色を楽しみ、就職活動のために暗く染め直す方もいるでしょう。染めたてのときは落ち着いた髪色になっても、色落ちすると金髪のような明るさになったり、赤みが出たりする場合があります。定期的に染め直すことを念頭に入れておきましょう。

合同説明会だけであれば「黒色スプレー」もOK

合同説明会に向けて、一時的に髪色を変更することを検討している就活生の方も多いでしょう。その中でも、黒色のスプレーを使用して髪色を変更する方法は、手軽で効果的な選択肢の1つとして注目されています。

黒色スプレーのメリットは、短期的な解決策として非常に効果的であることです。また、自然な黒髪に近い印象を与えられることが挙げられます。説明会終了後に簡単に元の髪色に戻せます。

一方で、不自然さが目立つ可能性や、髪や衣服を汚す恐れといったデメリットも存在します。

事前のテストが重要

黒色スプレーを使用する際は、必ず事前にテストを行い、肌や髪への影響を確認する必要があります。
また、自然な仕上がりになるよう、適切な使用方法を守ることも大切です。
スプレーの使用方法や量、時間などを事前に確認し、当日に問題が発生しないよう十分に準備しましょう。

人事側の反応への配慮

人事担当者の方が髪色の変化に敏感な場合、黒染めスプレーの使用が気づかれる可能性はあります。しかし、それが必ずしもマイナスの印象につながるわけではありません。
むしろ、合同説明会のために努力したという好意的な印象を与える可能性もあります。
就活生としては、人事側の反応を意識しつつ、自身に最適な対応を検討することが重要です。

他の選択肢の検討

黒色スプレーの使用以外にも、一時的な髪色変更の方法はいくつか存在します。

より自然な仕上がりを求める場合は、ウィッグの着用やヘアエクステンションの装着もおすすめです。

就活生自身のニーズや状況に合わせて、最適な髪色の変更を検討・実践していきましょう。

「合同説明会・就職活動にふさわしいヘアスタイル」の選び方

合同説明会に向けて、どのようなヘアスタイルをすればいいか悩みますよね。

就職活動でのヘアスタイルは、一般的な就活サイトのアドバイスではなく、実際のビジネスシーンで見られるスタイルを参考にすることが重要です。

ここでは「合同説明会・就職活動にふさわしいヘアスタイルの選び方」を、3つのステップに分けて紹介します。

Step 1: キーワード検索

まずは、いつも検索に使っているツールで、「オフィスカジュアル」や「ビジネスカジュアル」＋「ヘアアレンジ」で検索しましょう。これにより、実際のビジネスシーンで適切とされるスタイルが見つかりやすくなります。

おすすめは、ホットペッパービューティーです。最新のトレンドと実用的なスタイルの両方を提供しています。

ただし、検索結果は常に最新の情報とは限りません。最新の情報かどうかを確認しましょう。

Step 2: 就職活動に合うヘアスタイルを選ぶ

見つけたスタイルの中から、パーマがかかっていないもの、髪の長さが極端でないもの、奇抜でないものを選びます。
マッシュルームカットやスキンヘッドなど、特徴的すぎるスタイルは避けましょう。
企業の人事担当者からの評価に悪影響を及ぼす可能性があるためです。

Step 3: ヘアセットに挑戦

選んだスタイルを実際にやってみましょう。

気に入ったスタイルがご自身の今の髪型と遠かったり、セットが難しい場合、美容室へ行くのもおすすめです。

美容師に就活中であること、ヘアセットが苦手なことを相談すると、就活に適切でセットしやすいスタイリングを提案してくれます。

ヘアセットが苦手な方はもちろん、どういう髪型がいいのかわからない方も美容室へ行ってみましょう。

男性におすすめのヘアスタイル

ここではビジネスシーンに適したメンズヘアスタイルについて、具体的な事例を交えながら詳しく解説します。

① ショートサイドパート

清潔感のある真面目な印象を与えるスタイルです。
サイドを短く、トップはやや長めにすることで、フォーマルな場面でも対応できます。

髪の動きが少なく、整った印象を演出できるためビジネスシーンでは定番のスタイルと言えるでしょう。

② ベーシックショート

最も無難で、多くの企業で好まれるスタイルです。
短めの髪を全体的にまとめ、清潔感と信頼感を演出します。

ビジネスマナーを意識した上品な雰囲気が特徴で、様々な場面で活用できます。

③ クルーカット (バーバースタイル)

短めで管理が容易なスタイルです。スポーティーな印象も与えるため、活動的な企業文化に合致します。
ビジネスシーンでは、軽快かつ前向きなイメージを与えられるでしょう。

刈り上げ(フェード)の部分は、短くしすぎないようカットすることがポイントです。

これらのスタイルの共通点は、清潔感があり、セットがしやすく、多くの業界で受け入れられやすいことです。
ただし、志望業界の特性や自身の顔つき、髪質に合わせて、似合うように微調整しましょう。

女性におすすめのヘアスタイル

男性と比べると、髪色や髪型の制限が多少緩くなるため、どのようなヘアスタイルがいいのか悩みますよね。
ここでは、ビジネスシーンに適した女性のヘアスタイルについて具体的な事例を交えながら詳しく解説します。

就活ではもちろん、入社後のオフィスカジュアルの参考にもなるので、ぜひご活用ください。

① ミディアムボブ

肩につく程度の長さで、清潔感と女性らしさを両立したスタイルです。
様々なアレンジが可能で、多くの業界で好まれます。

特に、営業やコンサルティング、広告などのクリエイティブ職では、上品さと柔軟性を評価されやすいでしょう。スタイリングの際は華美なカールは控えめにし、きれいな仕上がりを心がけることが重要です。

② ローシニヨン

長い髪をまとめた清楚なスタイルです。
フォーマルな印象を与えるため、上品な雰囲気が望ましいとされる金融や法曹、公務員などの保守的な業界でも適しています。

シニヨンは髪の動きが少ないため、集中力の高さをアピールできます。
ただし、過度に堅苦しい印象を与えないようまとめ具合には配慮しましょう。

③ ポニーテール

ポニーテール

シンプルで清潔感のあるスタイルです。活動的な印象を与えつつ、フォーマルな場面にも対応できます。
IT企業やベンチャー、製造業などの現場重視の業界では、柔軟性と実践力を示すのに適しているでしょう。

ルーズになりすぎないよう髪の毛をきちんとまとめ、清潔感を保つことが重要です。
また、結ぶ高さは耳下までに留めておくことで、落ち着いた印象を演出するようにしましょう。

女性の場合は髪の長さ・ヘアスタイルが多岐に渡りますが、志望業界によって好まれるヘアスタイルが変わる可能性があります。

たとえば、金融業界では上品さが重視されるのに対し、クリエイティブ職では柔軟性が評価される傾向です。

志望する業界、ご自身の雰囲気に合わせて似合うヘアスタイルを選びましょう。

合同説明会当日のヘアスタイリング – 清潔感と信頼感を演出しよう

就職活動における合同説明会は、企業とのファーストコンタクトで、今後を左右する重要な機会です。
良い第一印象を与えるために、清潔感と信頼感を演出するヘアスタイリングが不可欠でしょう。

ここでは、男女別のスタイリング手順を詳しく解説します。

男性の場合

① 朝の洗髪後、適量のスタイリング剤を使ってスムーズにまとめ上げます。
② 最後にヘアスプレーで固定することをおすすめします。
③ 髪の毛が乱れないよう、サイドや後ろ姿も入念にチェックしましょう。

男性の場合、整った印象を与えるためにはサイドや後ろの髪の毛をしっかりと抑えることが重要です。
寝癖が残ったままなんて言語道断。簡単に整えるだけで問題ないので、必ず鏡を見てから出かけましょう。

女性の場合

① 洗髪後、タオルで水分を拭き取った後丁寧にドライヤーで乾かします。
　 オイルやトリートメントでヘアケアも忘れずに。
② 髪が長い場合は後ろでまとめます。ローシニヨンやポニーテールがおすすめです！
③ 前髪やおくれ毛が長い場合は、ヘアピンやワックスで固めて顔にかからないようにしましょう。
④ ミディアムボブなど、結ばない髪型はアホ毛が出ていないか確認します。

女性の場合は、髪の動きが少なく、清潔感のある印象を与えるような髪型を心がけましょう。
志望業界にもよりますが、巻き髪や流行のスタイルは華美になりすぎるため、避けることをおすすめします。

就活における不適切な髪型とその対処法

就職活動において、企業の人事担当者は応募者の外見から、その人物の資質や適性を判断する傾向にあります。

特に、短時間で多くの企業と接する合同説明会では、髪型が与える影響力が大きくなります。
不適切な髪型は、あなたの能力や資質を歪めて見せる可能性があるため、避けるべきです。

ここでは、就活生に好ましくない髪型の例と、それらを改善する方法を解説いたします。

極端な長さ

男性の場合、肩にかかるような長髪や、逆に極端な短髪（スキンヘッドなど）は避けましょう。
企業からは、清潔感や専門性に欠けると判断される可能性があります。
ビジネスシーンでは、耳たぶ程度の長さが望ましいでしょう。

女性の場合も、腰まで届くような超ロングヘアは管理が難しく、不適切に見られる可能性があります。
対処法としては、適度な長さにカットすることをおすすめします。

派手な染髪

ブリーチを使用した金髪や、赤、青などの派手な色は避けるべきです。自然な黒髪や茶色に戻すことをおすすめします。
時間がない場合は、一時的な黒染めスプレーの使用も検討しましょう。
企業からは、落ち着きのない印象を持たれる可能性が高いためです。

極端なヘアスタイル

モヒカンやドレッドヘアなど、極端に個性的なヘアスタイルは避けましょう。
これらは、多くの企業で不適切と判断される可能性が高いです。

対処法としては、一般的なビジネススタイルにカットし直すことをおすすめします。
ビジネスシーンでは、シンプルかつ清潔感のあるスタイルが求められます。

手入れ不足

べたつきや枝毛が目立つなど、清潔感に欠ける髪型は避けるべきです。
企業から、「仕事に対する真剣さや責任感が欠ける」と判断される可能性があるためです。
説明会前日〜当日は、しっかりと洗髪し、整えましょう。

就職活動において、第一印象は極めて重要です。上記のような不適切な髪型は、企業から好ましくない印象を持たれる可能性が高く、結果として採用に不利に働くことが考えられます。
ビジネスシーンに適した髪型を選びましょう。

さいごに

何度もお伝えをしてきましたが、合同説明会では、第一印象が極めて重要です。

髪色や髪型はもちろん、着る服や靴、鞄など、トータルバランスを考える必要があります。志望企業の企業文化や雰囲気を十分に研究し、合わせた身だしなみを心がけましょう。

“合同説明会トレンド” では、この他にも合同説明会の参加に役立つ情報を発信しています。
ぜひ他の記事もご覧いただき、合同説明会の運用に役立てていただけると嬉しいです！