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【説明会って選考ないよね?】合同説明会で人事が見ているポイント集

こんにちは。プロ人事です。
今回は合同説明会での場で、人事がブースに参加した就活生をどのように見ているかご紹介します。

気になる選考の有無についてもガッツリ解説しますので、これから合同説明会に参加する就活生はぜひ最後までこの記事をご覧ください!

目次

合同説明会の場で「選考」はあるの?

学生から見た場合、合同説明会は初めての就職活動の第一歩ということもあり、緊張してしまう人も多いでしょう。

中には、合同説明会も選考の一部ということで失礼があってはいけない、マナーを大切にしないといけない。
と感じている学生も一定数いるのではないでしょうか。

結論を言えば、「そこまで選考要素はない」ものの、「一切ないとは言い切れない」のが現状です。

ブースの運営の現状を鑑みると、「選考をしているほど余裕がない」というのが実情なので、細かいマナーはあまり気にせずに、積極的に合同説明会に参加することをお勧めします。

とはいえ、ビジネスの場として多くの人が出会うため、あまりにも態度が酷い場合には「要注意な学生」として企業内意に共有され、次の単独説明会や一次先行(または書類選考)で落とされてしまう可能性はゼロではありません。

この記事では、選考に加えて人事が学生に対して見ているポイントについて詳しく解説していきます!

合同説明会における人事の役割

合同説明会でブースを運営している人事はどのような目的を持って仕事をしているのかご存知でしょうか?
ここでは合同説明会にブースを出展している目的と、人事が具体的にブースで何をしているかについて簡単にご紹介します。

合同説明会に出展する目的

① 企業の魅力や情報を伝える。
② 就活生に企業に対して興味を持ってもらう。
③ 就活生が企業の求人に応募してもらう最初の足がかりの場を作る。

人事がブースで行う仕事

① 学生の呼び込み
② 資料の準備、配布
③ QRコード、チケット等の読み込み対応
④ ブースでのプレゼン
⑤ 本社への報告
⑥ 呼び込みの目標人数、単独説明会への予約人数の確認
⑦ 休憩のローテーション対応、引き継ぎ報告
⑧ 学生からの質問対応
⑨ 会場の搬入・搬出

※ 上記は一例です。

このように、多岐にわたる業務をこなしながら多くの学生を集めなくてはならないため、人事は当日予想以上に忙しくなります。

さらに、当日は多くの学生に対してプレゼンを行わなくてはならないため、「合同説明会に参加した学生の聞いている態度を確認して選考要素にする」余裕はほとんどないのが実情です。

人事が注目している参加者のポイント

では、忙しい中で人事がブースに参加している学生をどのように見ているのでしょうか?

それは、印象がポジティブ」か「ネガティブ」のどちらに当てはまるか
その2パターンで分類している企業が非常に多いです。

具体的な分類については企業により様々ですが、プロ人事が分析したパターンは以下の2つがメジャーでした。

(1) 意図的にポジティブな学生をメモに残そうとする
(2) ある程度印象に残った学生は覚えて企業間で共有し、選考などで話題にする

では、具体的にどのような要素がポジティブ (またはネガティブ) な印象になるのでしょうか?
詳しく見ていきましょう。

ポジティブな印象を与える学生

先述の通り、人事はブースの運営を行いながら多くの学生の対応にあたるため、なかなか「ポジティブな印象」は覚えにくいのが現状です。

では、どのような学生がポジティブな印象に残りやすいか見ていきましょう。

① 積極的な態度

企業に対する興味や熱意が強いと、企業にはポジティブな印象を与えやすいです。

② スマートな立ち振る舞い

なかなか学生では身につけられないビジネスマナーで対応していると、「社会人になる心構え」が早期からできている印象を受けます。

※ただし、これはごくまれなケースです。
まずは「ネガティブな印象を与えず、ビジネスの場にふさわしい振る舞いを身につけることを心がける」ようにしましょう。

意外と重視していないポイント

一見ポジティブな印象を与えそうですが、実は「事前リサーチの有無や説明内容の理解度の高さ」についてはあまり重要視していません

事前にその会社のことをじっくりと調べてきた学生は好印象になりがちと考えますが、実はそれでは特に変わらないのです。

事前に調べてきたかどうかよりも、説明を聞いて「その会社に対しての興味や熱意が高い」学生のほうが魅力的に感じます。

もちろん、事前に調べてきて説明を聞いて「さらに会社に対しての興味や熱意が高くなった」学生は、努力家かつ勤勉な印象を与えて、魅力的に感じるでしょう。
ただ、単に「事前に調べてきた学生」は魅力的には感じないのです

学校のテストと異なり、「知っているかどうか、理解しているかどうか」ではなく、「入社して活躍したい意欲が高いかどうか」が重要視されるのです。

特に学校の勉強ができる「優秀な学生」ほど、この考え方の違いをキャッチアップするのに時間がかかる印象です。

就職活動の場は「企業の情報をどれだけ知っているのかを測るテストの場ではありません。
自分が価値のある人間であること、役に立つ人間であることをアピールする場なのです。
この点の考え方の違いにはなるべく早く慣れるようにしましょう。

ネガティブな印象を与える学生

では、ネガティブな印象を与えやすい学生はどのような特徴があるのでしょうか。

① 身だしなみが整っていない

大前提として、「清潔感がない」のはNGです!
また、ビジネスの場ですので遊びに行くようなラフな格好、華美すぎる服装や髪型は避けましょう。
黒染めのスプレーやオフィスカジュアルの服装を活用するのがお勧めです。

② 言動が高圧的で、周囲に配慮がない

高圧的な言動を繰り返したり、我を押し通すのは一緒に働くメンバーとして敬遠されてしまう傾向があります。
また、資料を回す際など他の参加者に配慮がないのもいただけません。
柔らかい語尾や笑顔を大切にするだけで印象が変わりますので、少しずつでも普段の生活に取り入れましょう。

③ 場にそぐわない言動をする

複数名で参加した際、ブースに着席した後も私語を続けて騒ぐなど、ビジネスの場にそぐわない言動は悪目立ちしてしまいます。
貧乏ゆすりやひとりごとなど、周囲が懸念してしまうような挙動は直すよう心がけましょう。

また、意外とスマートフォンの使い方は見落とされがちです。
マナーモードに設定した上で、QRコードの読み取りなど必要な場面以外は原則カバンの中に閉まっておきましょう。

ポジティブな印象より、ネガティブな印象の方が人事の印象に強く残ります。
今後の選考に影響する可能性が高いため、心当たりがあれば速やかに改善していきましょう。

ただし、ネガティブな印象や改善点については、学生時代に率直に指摘しないケースも多くなっています。

特に「話し方が高圧的、挙動がおかしい」な学生は地味に多いです。
もし、心当たりのある学生はキャリアセンターや信頼できる友人などに「自分はこのような要素はあるか?」を聞いてみると良いでしょう。

友人などであれば、長い付き合いで慣れてきており、今では多めに見てくれている友人でも最初の第一印象はよくなかったというケースはあります。
「第一印象があまり良くない」という自覚のある学生は、この点を意識すると良いでしょう。

印象を整えて合同説明会に臨もう!

いかがだったでしょうか。
最終的に合同説明会で大切になってくるのは、「第一印象を整える」ことだとプロ人事は考えています。

第一印象を整えておけば、これから学生の皆さんが足を踏み入れるビジネスの場だけでなく、人間関係すべてが円滑に進んでいくことでしょう。

もちろん、この記事をご覧になっているあなた自身の個性や好みも大切であり、あなたにしかない強みです。
その点を大切にしながら、どのように第一印象をポジティブな方向に整えていくか。
合同説明会を活用しながら、ぜひ挑戦してもらえると嬉しいです!

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